さようなら、ももちゃん
とても悲しいお知らせです。
フクロモモンガのももちゃんが、逝ってしまいました。
ひと月ほど前の、日曜日の朝のことです。
モモンガのケージをのぞくと、巣箱からトビーが顔をのぞかせていました。なんだかもの言いたげなトビー。
そういえばももちゃんの姿が見えません。いつも二匹いっしょに寝ているので、これは変です。
今日に限って別々に寝ているのか?
いつもモモンガが別荘にしているわたしの赤い鞄をのぞいてみました。
その中で、ももちゃんは冷たくなっていました。
後ろ足の爪には鞄の縫い糸がぐるぐる巻きに巻きついていました。
引っかかってもがいているうちにどんどん巻きついてしまったようです。
鞄から出ることが出来ず、水も飲めなかったために脱水を起したのが死因と思われます。
モモンガは夜行性なのですが、時間には関係なく、暗くなったら出てくるといった感じなので、
うっかり寝る前まで照明をつけたままでいると、モモンガの姿を見ることなく就寝してしまう
ということも普通にあります。
たまたま数日そんな日が続いてしまったようで、ももちゃんの異変に全く気づくことができませんでした。
しかし、昼間赤い鞄のある部屋にいるときも、ももちゃんの鳴き声や暴れるような物音を
聞いた覚えがありません。これはおそらく本能によるものなのだと思います。
自然界では、傷ついたり動けなくなった生き物はかっこうの獲物になります。
だから近くに人の気配がするときは息を潜めていたのでしょう。
少しでいいからなにかのサインを出していてくれたら、死なせずにすんだのにと思うと
申し訳なさと悔しい気持ちでいっぱいになりました。
ごめんね、ももちゃん。まだまだ生きることができたはずなのに。
その日のうちに、店主といっしょにももちゃんを手厚く葬りました。
しばらくの間は、ももちゃんがもういないと言う事実がなんだか信じられませんでした。
モモンガは小さな生き物ですが、ももちゃんの存在は、わたしにとって決して小さいものでは
なかったと感じています。
この事があって以来、トビーの安否確認をするのが毎朝の日課となりました。
名前を呼んで、ちゃんと巣箱から顔を出すのを見てから仕事に行くことにしています。
夜も忘れずに早めに照明を消していますが、暗くなってもなかなか出てこないこともあるので
やはり朝の安否確認も大切ですね。
フクロモモンガはあまり病気もせず、寿命も長い生き物なので「元気でいるのが当たり前」に
なってしまっていたように思います。でも思いもかけないことが起こるのがこの世の中です。
放し飼いでない場合も、布製の巣を使用している場合には注意が必要です。
非常事態であることを、モモンガは隠します。
まだ若くて健康なあなたのペットが、「元気でいるのが当たり前」ではないということ。
ときどきはそう考えてみる必要もあるのでしょう。
そのことが言いたくて、ももちゃんの死について、あえてここに書いてみました。
わたし自身への戒めもこめて、、、。
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